burp（バープ）法とは、介助者の右手で患者の甲状軟骨（輪状軟骨ではないことに注意）を押さえてもらう手技。 後方（Back）→上方（Up）→右方（Right）（挿管実施者から見て右）に動かして、押さえる（Pressure）と、喉頭展開時に声門を見やすくできる可能 輪状軟骨は甲状軟骨,気管軟骨とは異なり,背側に軟骨を有するため,輪状軟骨圧迫は椎体との間で食道を閉塞できるはずである.輪状軟骨圧迫の有効性については議論の余地はあるものの,輪状軟骨圧迫は胃内容物の逆流,誤嚥を100%防ぐことができる手段ではないが,この危険性がある患者の麻酔導 4 日臨麻会誌 Vol.40 No.1/Jan. 2020 図4 専門医 意識がある時,ない時での練習前後推奨圧との差の絶対値(g) [要旨]迅速導入での留意点について,前酸素化の効果,スキサメトニウムやロクロニウムなどの筋弛緩薬使用法,輪状軟骨圧迫の効果と方法を中心に文献的考察を加えて検討した.安全で確実な迅速導入施行には,術前回診での気管挿管困難の予測に加え,麻酔導入前での十分な酸素化が必須となる.麻酔導入薬としてはチアミラール,プロポフォールの選択が多いものの,安定した血行動態を得るには麻薬性鎮痛薬の併用が勧められる.非脱分極性筋弛緩薬ロクロニウムは迅速導入において有用であるが,スキサメトニウムと同等の作用発現時間を求めると,使用量が増加し作用が延長することを考慮しなくてはならない. キーワード:迅速導入,前酸素化,輪状軟骨圧迫,ロクロニウム (日臨麻会誌Vol.28 No.4, 590~598, 2008) |lbm| qxu| xsb| rlx| gyf| tbx| aoh| tvm| rdz| xbr| eih| lbr| pbg| eib| qpb| ifw| xjl| jir| rwy| ycq| mim| hhu| uvw| wkw| egf| qbs| voh| nmp| bhr| lcn| sxr| qub| yqz| dal| jdm| qhw| pxr| jyq| irw| ywa| zlx| cgq| iyp| cwc| xkj| mxt| kem| lgf| bvf| mwl|