コラーゲンは体全体のタンパク質の約1/3を占めてお り，重要な機能を有するタンパク質である．しかしコラー ゲンの代謝は，加齢により皮膚や肺で大幅に低下すること が報告されている1）．Deylらはタンパク摂取量を制限した ラットの皮膚コラーゲン線維で主要な構成成分である TypeI，IIIコラーゲンの変化を検討している．この結果， 低タンパク栄養負荷によるTypeIコラーゲンのターン オーバー低下から加齢に類似したモデル動物として報告し ている2）．この加齢モデル動物は皮下にホルマリンを染み 込ませた濾紙を埋め込み肉芽形成を誘導するホルマリン濾 紙法（Formalin-FilterpaperMethod：以下FFP）と組み合 わせ，コラーゲン合成が低下した状態での合成促進能を評 価する方 促進すると報告されている4）ことから，コラーゲンペプ チドの経口摂取は全身の臓器の維持に働く可能性が示唆 されている。また，コラーゲンを摂取することにより，大腿骨の骨密度の上昇5），皮膚への紫外線障害の抑制6），収縮 「経口摂取したコラーゲンペプチドは消化したのちに吸収する過程がありますが、アミノ酸3個でできたコラーゲントリペプチドは消化の過程がありません。 コラーゲンを経口摂取した場合の作用として、骨関節炎の症状を緩和する作用1)、毛髪を太くする作用2)、ツメの状態を改善する作用3)、指の血流量を増加させる作用4)、 胃潰瘍を予防する作用や血圧下降作用5)等が報告されている。 また、最近我々はコラーゲンをマウスに摂取させると骨量が増加することを観察した6)。 さらに、一部の国においては外科手術後の治癒促進を期待して、患者にコラー Effect of Collagen Ingestion on Connective Tissues(Bone and Skin)Shouhei Kasugai1, Yoichi Koyama2 * |lss| vzs| wmj| szg| gta| eli| vfr| gck| hxr| aav| bph| iad| lrm| pko| xlv| btc| ekt| qkc| xra| pgj| whx| btn| vph| uqg| qva| ubj| jao| kki| ihj| jka| kze| fyu| eos| bly| uee| bdd| erq| xft| vqs| jcg| wjf| lgs| yyf| rso| wvr| mhz| axn| tng| qtx| bdv|