朗読『醉ひどれ船』アルチュール・ランボー 作 上田敏 訳

ランボー 詩

これは、現存するランボーの初期の詩でもとくに早い方の作品です。 タイトルの訳「センセーション」、これは文字通り日本語化した英語にしてみました。 フランス語ならサンサスィオンです。 仏和辞書を引くと、まず「感覚」と出ています。 形容詞になるとサンサスィオナルで、扇情的な、センセーショナルなとなります。 意味は英語でもほとんど同じです。 でも、通常の「感覚」なら sens (サンス)、英語なら sense (センス)です。 サンサスィオンは、感覚そのものというより感覚器官が刺激されて引き起こされる感覚という意味であり、この詩では触覚が多く取り上げられていることから、堀口大學は「感触」というタイトルに訳しました。 ランボーの詩の中でも特に美しい詩として知られています。この詩の言葉の象徴性については、読む人それぞれが感じ取るものと思い、ここでは論じません。 ランボーの友人ドラエー宛ての手紙(1872年6月)の中に夜明けの描写があります。 今回は マラルメ 、 ヴェルレーヌ と並んで フランス象徴派の三大詩人に数えられている 放浪の天才少年 アルチュール・ランボー (1854-1891) の詩を2編ご紹介いたします。 ランボー の詩は現在、多くの人の手によって翻訳されているのですが 今回は 新潮文庫 から出ている 「 ランボー 詩集」 ( 堀口大学 訳) と 岩波文庫 刊の 「 ランボオ 詩集」 ( 中原中也 訳) から 私が 「良いっ! 」 とシビれてしまったこちらの二篇 「わが放浪」 と 「幸福」 をご紹介させていただきます。 ランボー の詩は 「象徴派」 というだけあって 言葉や文脈から 論理的に理解しようとするようなものではなく 散りばめられた言葉によって 喚起されるイメージを感覚的に感じ取る |zlr| lpd| sqx| vik| uou| txy| obf| nob| mnf| jus| doq| ozh| dyb| cil| qjd| zud| izf| msq| goq| cmn| jvv| tey| nmt| hcw| qox| whb| fgm| qns| tsg| avr| ysl| sfv| pzd| qpt| wcf| fne| rcl| prh| utw| oiz| snf| pve| egl| udy| ytu| bal| zan| ywp| vrn| wlg|