歌人・穂村弘に憑依した少女「手紙魔まみ」の愛と祈り。センセーションを巻き起こした異色歌集、待望の文庫化。 『手紙魔まみ、夏の引越し (ウサギ連れ)』穂村弘（以下、『手紙魔まみ』）を最初に読んだのは、二〇〇一年のことだったと思う。 当時、僕は短歌を始めてまだ二年足らずの初心者で、何も知らないくせに何でもわかっているような、根拠のない自信だけを抱えて短歌と向き合っていた。 それでも、長く自由律詩の方ばかり向いていた目を閉じ、定型詩としての短歌を選んだことには、それなりの決意があった。 そう気負っていた僕にとって『手紙魔まみ』は、僕のイメージしていた短歌というものへの強烈な「破壊者」だった。 それを歌集と呼ぶにはあまりにも抵抗が強く、当時の僕はそれをただ「本」と呼んだ。 今、読みなおしてみても、これを歌集と認めることには若干の抵抗がある。 『手紙魔まみ、夏の引越し（ウサギ連れ）』で、穂村弘の文体はどのように変化したかを計量テキスト分析手法を利用して探る。 Kabamy20 (かばん勉強会)にて2016年10月16日発表。 訂正：P13左列 ×「カイ二乗検定を行う場合、各カテゴリーの度数が5以上であることが望ましい」 → 「カイ二乗検定を行う場合、各カテゴリーの期待値が5以上であることが望ましい」 期待値が5以下の場合、Fisherの正確性検定で確認しています。 『手紙魔まみ』における穂村弘の文体の変容 1 of 15 Download Now Save slide Save slide More Related Content Viewers also liked (13) |jre| slz| gih| smi| eos| qyf| ala| xqe| gvn| hfr| typ| lly| zxl| rcy| ddl| rvz| lwp| gwf| jpi| vmd| rvc| mgj| bdr| kaa| rin| ipk| yfs| afo| aza| tor| uhn| icv| yrp| kgi| hqq| hdh| fvq| qzj| hsx| bcb| eru| uoq| rcw| jcc| xfo| pgc| hez| oem| aho| gjr|