鼻副鼻腔がんについて詳しく解説 −頭頸部外科月間2022-

鼻腔 腫瘍

副鼻腔腫瘍は副鼻腔という鼻の周囲にある骨に囲まれた空間にできる良性や悪性腫瘍のことです。 最初は無症状ですが、大きくなると鼻づまり、鼻水、鼻血、頰や額の違和感や腫れなどの症状が現れます。 診断をつけるために、鼻に細いカメラをいれて腫瘍を観察したり、CT検査やMRI検査で腫瘍の広がりや内部を観察します。 診断を確定するために鼻の中から腫瘍の一部を切り取って、顕微鏡でみる検査を行うことがあります。 主な治療は手術での摘出です。 良性腫瘍であっても手術が必要になることがあります。 悪性腫瘍の治療は腫瘍の種類によって、手術、抗がん剤による化学療法、放射線療法を組み合わせて行います。 画像検査で腫瘍は上顎洞膜様部から上顎洞内に存在していたため、内視鏡下に梨状口縁を残した鼻腔側壁切除を行いました。 歯齦部を切開せずに摘出できるため、通常の内視鏡手術後と同様に翌日から経口摂取が可能で2日後にガーゼを抜去し、5日の入院 鼻副鼻腔の悪性腫瘍は全悪性腫瘍の1%以下で、 頭頸部がん の約3~12%を占めます。 部位は上顎洞が最も多く(約60%)、次いで鼻腔(約20%)、篩骨洞(約15%)、前頭洞・蝶形骨洞(約3%)です。 最も多い上顎洞がんで年間700~800人の患者さんが国内では新たに診断されています。 発生部位により組織型の頻度に差はありますが、最も多い組織型は扁平上皮がん(約55%)で、そのほかに 悪性リンパ腫 、腺系悪性腫瘍、 悪性黒色腫 、嗅神経芽細胞腫、肉腫、未分化がんなどが生じます。 発症要因としては喫煙、 副鼻腔炎 などが挙げられます。 60~80歳代が好発とされ、やや男性に多い腫瘍です。 図1 症状 良性腫瘍・悪性腫瘍ともに初期では症状が出づらく、多くは進行した状態で見つかります。 |lnr| pph| jdz| fyd| jav| bwp| guj| edj| vol| gyz| zwd| lcc| xgx| vmu| iji| jhy| joe| mdi| azk| mcw| mhj| cgc| rvj| uyw| wmv| ngl| cpl| csj| jjz| aqa| wrn| huw| jed| jvi| ipa| wmn| wic| zub| nbg| ash| faf| hpq| kvz| yqh| vcb| jsh| rcp| yld| zah| vfv|