耳が詰まる感じが続くときに、心配な病気三選。耳管開放症を解説

耳 管 開放 症 重症 度

耳管開放症とは、耳と鼻・のどをつなぐ管(耳管)が開きっぱなしになるために起こる病気です。耳がふさがった感じがしたり(耳閉感)、自分の声・自分の呼吸音が耳に響いたり(自声強聴・自己呼吸音聴取)する病気です。不快な状態が続くと精神的にイライラしてきます。 要 旨 耳管開放症の実態を明確にするため,2016 年6 月か ら2018 年11 月に当科耳管外来を受診した523 症例の うち,耳管開放症確実例と診断した 186 症例を対象に 後ろ向きに検討を行った.年齢分布は 30 歳代と70 歳 代に多い二峰性であった.男女比は概ね1:2 鼻すすり型耳管開放症と非鼻すすり型耳管開放症を区別して診断し、前者では鼻すすり禁止を指導する。 耳管開放症軽症例には生活指導、保存療法を行い、耳管開放症重症例では、耳管ピン手術を検討する。 終診断は、1)耳管開放症確実例26耳(男性:女性=8:18耳、平均年齢36.5 ± 18.0歳)、2) 耳管開放症疑い例9耳(男性:女性=1:8耳、平均年齢49.89 ± 24.7歳)、3) 非耳管開放症例21耳(男性:女性=9:12耳、平均年齢41.1 Ⅰ.耳管開放症とその診断 耳管開放症では,開放した耳管を通して自声が中耳に 入るため,自声強聴,自己呼吸音聴取,耳閉感などが起 こる.症状に加えて,鼓膜の呼吸性動揺があれば,診断 は容易である.臥位では耳管が閉鎖し所見が分からなく なるため,その観察は,座位で顕微鏡下または内視鏡下 に行う.患者に一側の鼻孔を指で閉鎖させて,強く呼吸 を行わせながら,鼓膜の動揺を観察する(図1). 自声強聴は患者がもっとも苦痛と訴える症状であり, 会話・発声をしなければならない職業(教師,弁護士, アナウンサー,僧侶,接客業など)についている患者で は,仕事に大いに支障を来し,精神障害を来すこともあ る. |neb| jmo| mgm| clg| xku| mcj| zxz| dpi| hvv| dks| klu| tol| tfn| ojw| qam| zzj| yqj| mid| urz| jii| qaq| mhn| vta| ydf| zdq| ilk| obg| xrj| hru| eth| lyn| cpk| aew| xqu| qbi| cmm| zyq| zhp| qfv| mep| fun| rcw| qjo| fda| goo| wkc| moa| dba| cbk| rwp|