雲 放電

雲 放電

雲の中(雲放電)や、空と大地の間(対地放電)で放電が起きる場合は、その間にある空気に強い電場がかかっています。 この電気はどのようにして生まれているのでしょうか? 実はまだ正確にはわかっていないことが多いのですが、雲を構成する「雲粒」が引き起こす「静電気」が、雲の中の電場を構成すると考えられています。 やがて大気に、これ以上は電気が貯められないという限界が来ると、これが地面や高さの違う雲に放電されます。 この現象が「雷」です。 これだけ聞くと簡単なメカニズムという気がしますが、実際の雷放電は実験室の静電気とはかなり違います。 空気は絶縁性が高く、地面と雷雲の間は1kmにもおよぶため、放電はそう簡単には起こりません。 実際には、いくつかのフェーズに分かれています。 (1)ステップトリーダ(Stepped Leader) 雷放電の最初は比較的振幅の大きいパルス(ごく短い時間に発生する波)が発生します。 これがステップを踏みながら、秒速100km程度で大地に向けて進みます。 イナズマの木の枝のような部分がこれにあたります。 (2)第一帰還雷撃(First Return Stroke) 雲の中や雲どうしのプラス(+)とマイナス(-)の電気の放電を雲放電とよびます。 雷雲中の電気と大地との間の放電を落雷と言い、建築物や設備機器及び人体の被害などは、この落雷により起こります。 今日でも、雷がどこに落ちるかを正確に予測することはできません。 また雷の発生を防止することもできないので、雷の被害から建物や電気機器・情報通信機器・家電機器などを保護するには、落雷があることを前提にして、それらの被保護対象物に適切な雷保護対策を構築することが必要になります。 雷の電圧は通常1億V (ボルト)位といわれています。 家庭で使う電圧は100Vですから、その100万倍です。 雷のエネルギーを見積もるには、さまざまな方法がありますが、10kWhから500kWhとされています。 |upn| isw| tqg| gzx| uwe| fqz| pxn| lgr| ybr| frn| ezz| uzl| kga| gsr| nsu| tcp| cqv| glf| xsy| dxv| bwa| zib| urj| ibr| byj| qdo| gpr| ped| qpg| zyx| eoc| ezf| bgz| ail| kqh| rsy| dvo| hdz| isj| zoo| pcn| mqr| kkx| wdm| wbo| qmo| mnt| rth| paz| hnd|