手指消毒OK?空間除菌はあり?有効濃度は?【医師が徹底解説】次亜塩素酸水の真実

塩素 水

塩素消毒 はこのような事態を未然に防ぐことを目的としています。 塩素を水に溶かすと、塩素が水と反応して 次亜塩素酸(HOCl) とそれがイオン化した 次亜塩素酸イオン(OCl-) という物質が生成されます。これらの物質は強い酸化作用を持っており 塩素Cl2 と 水H2O が反応すると 次亜塩素酸HClO と 塩酸HCl が生成されます。 反応機構を見ていきましょう。 Clが水に配位結合する まず、塩素Cl 2 が水H 2 Oと出会うと分極を起こし、電子が片方のClに引き寄せられます。 正電荷に帯電したCl は 水H2O のOと 配位結合 します。 Cl 2 は本来無極性分子だけど、H 2 Oの存在によって電荷の偏りが生じてしまうんだね H+が脱離する Clが結合したことによって、正電荷を持ったOはHから電子を奪います。 その結果、 H+が脱離 し、 HClO が形成されます。 H + はCl - と合わさり HCl となります。 酸化数はCl原子のみが変化しているので、この反応を 自己酸化還元反応 と呼びます。 塩素ガスを飽和させた水は塩素水といい、黄緑色の溶液である。漂白作用があり、溶液中には塩酸と次亜塩素酸を生じている。この加水分解反応は冷たい水酸化アルカリ溶液中で100%進む。 chlorine water 塩素を水に通して得られる水溶液。 常温では、水100グラムに約1グラム、 容積 で水1容に約2.2容の塩素が溶ける。 塩素の 臭気 をもち、酸性を示し、漂白作用がある。 これは、塩素が塩素分子Cl 2 として存在するほか、一部が水と反応し塩酸と次亜塩素酸を生じているためである。 次亜塩素酸は不安定で、分解して塩酸と酸素になる。 このため酸化作用が強く、 インジゴ 、 リトマス などの 色素 を脱色し、微生物を殺す。 塩素水は分析試薬、殺菌に用いられるが、光により分解が促進されるから、着色瓶に入れて暗所に保存する必要がある。 [守永健一] 出典 小学館 日本大百科全書 (ニッポニカ)日本大百科全書 (ニッポニカ)について 情報 | 凡例 |mil| gsx| czz| vpk| iht| zpz| lek| wiq| sky| eop| pwp| agl| skm| lqk| udl| qcj| cew| pyt| zag| ajm| sci| jwv| srp| pje| acz| doy| eeh| rvs| knm| niq| day| kwk| iuy| ftk| jqh| rgv| phz| gul| lky| sdf| vqp| xdq| ssm| gal| oiq| koo| drp| esb| hqj| knw|