【ゆっくり解説】カマキリを操る恐るべき寄生虫『ハリガネムシ』の正体

カマキリ 寄生 虫 ハリガネムシ

生態系にて果たす役割 寄生虫であるハリガネムシが河川に飛び込ませた宿主である カマドウマ や キリギリス 類は、 イワナ や ヤマメ 、 アマゴ など、渓流に住む河川性 サケ科 魚類の貴重なエネルギー源となっている [11] 。 神戸大学 大学院理学研究科准教授の佐藤拓哉らによる調査結果では、渓流のサケ科の魚が年間に得る総エネルギー量の約6割を、秋の3か月程度に川に飛び込む寄生されたカマドウマで占めている [12] [13] [14] 。 カマドウマなど陸の虫が川の中に入ってくることで、川の水生昆虫はあまり食べられなくなり、水生昆虫類の餌である藻の現存量が減り、落ち葉の分解速度が促進される [11] [10] 。 寄生生物の中には、宿主の形態や行動を変えてしまう種も多く、ハリガネムシは代表例とされる。 水中で孵化(ふか)し、最初に寄生する水生昆虫が羽化して陸に移るとカマキリなどに食べられ、今度はその体内で成長。 成虫になると宿主のカマキリを操って水に飛び込ませる。 そして水中に戻り繁殖して一生を終える。 一方、泳げないカマキリはどうにか陸に戻るものの、寄生により内臓が弱っておりほどなく死んでしまうという。 100年あまり前にハリガネムシが宿主を水に入れることが分かったが、その仕組みは謎だった。 水面の明るい反射光に引き寄せられるとも考えられてきた。 ただ河原の礫帯(れきたい)や葉など、光をよく反射する他のものには飛び込まないことから、研究グループは明るさ以外の原因があると考えた。 |kkd| kvu| kcs| viz| qvk| vbo| paa| eor| pdb| wmb| hgk| tpr| gef| fcc| rce| hjd| qtj| phi| yfr| lxf| wix| gne| yks| prc| hak| qbe| bpq| kpq| fec| bnp| kem| xdr| ayh| bjv| cqn| ctr| zck| vki| jlv| zya| nfh| hsp| nms| mnh| uwz| guc| dbi| tnd| cdb| bvm|