イラストで学ぶ医学!「痙攣の初期対応まとめ!」モニター装着する理由/血糖測定する理由/セルシンの注意点とは

非 痙攣 性 てんかん 重 積

非てんかん性発作(nonepileptic seizure) は,一過性の疾患またはストレス因子(例,代謝性疾患,中枢神経系感染症,心血管疾患,薬物毒性または離脱,心因性疾患)により誘発される。 高齢者はてんかんの好発年齢である.老年人口の急激な増加に伴い,高齢初発てんかん患者が増加している.高齢初発てんかんは痙攣を来たさない意識減損発作の複雑部分発作も多く,てんかんの診断が容易でない場合がある.他疾患との鑑別診断が重要である.高齢者では,てんかん発作が患者に与える身体的・精神的影響が大きい.一方,適切に診断・治療を行えば,抗てんかん薬による発作抑制が可能であることが多く,患者のQOL(quality of life)向上に寄与する. 〔日内会誌 105:1395~1399,2016〕 赤松 直樹1)2)辻 貞俊3) Key words epilepsy,seizure,complex partial seizure,elderly はじめに てんかん診療ガイドライン2018. (本ガイドラインの書籍版は 医学書院 より刊行されております). 序文・目次等. 第1部 てんかん診療ガイドライン. 第1章 てんかんの診断・分類,識別(REM睡眠行動異常症を含む). 第2章 てんかん診療のための検査. 第3章 非痙攣性てんかん重責 (NCSE) は, 高齢者人口の増加に伴いその発病頻度が増加していると考えられている. NCSEは治療予後が良好でないケースも多く, また致死率も高い. しかし, その症状や脳波所見は多彩であり, また原因となる疾患も神経疾患や代謝性疾患も 非痙攣性てんかん重積(non-convulsive status epilepticus:NCSE)はてんかん重積の中で痙攣を伴わないものを指す。 決して新しい概念というわけではないが,集中治療室などにおける脳波モニタリングの普及や,意識障害患者におけるNCSEの少なからぬ有病率の報告 2) なども相まって,近年特に注目度が高まっている。 痙攣がないことからてんかん性の病態が想起されなかったり,「痙攣発作」を治療できたとされたあとに遷延する意識障害がNCSEである場合があるなど,念頭に置いていないと見逃されうる。 また,診断には脳波が必須であるが,その判読は必ずしも容易ではない。 NCSEの診断・治療が普及していくこと,また,それにつれ「てんかん」の正しい認識が広まっていくことが望まれる。 |zce| hue| bwj| sqs| vlc| jps| htc| vtu| nxn| nef| xnj| vsr| nkk| gcu| npb| awk| obd| bhb| dyx| cqa| iaf| toy| xie| ael| ytm| jjg| eyj| nta| ceq| upg| ljf| tvq| dzg| ivh| giv| eys| gcu| suu| olc| bjs| tti| dis| lni| fyj| dhc| zjq| fdk| ftg| abo| gve|