【医師が解説】脳脊髄液減少症と慢性上咽頭炎について【なかなか治らない?!】

髄 液 糖

脳脊髄液 (のうせきずいえき、cerebrospinal fluid、 CSF )は、脳室系と クモ膜下腔 を満たす、 リンパ液 のように無色透明な 液体 である。 弱 アルカリ性 であり、細胞成分はほとんど含まれない。 略して 髄液 (ずいえき)とも呼ばれる。 脳室系の 脈絡叢 から産生される廃液であって、 脳 の 水分 含有量を緩衝したり、形を保つ機能をもつ。 一般には 脳漿 (のうしょう)として知られる。 脳脊髄液の循環 古典的な説 脳脊髄液を産生する脈絡叢は、 側脳室 、 第三脳室 、 第四脳室 のいずれにも分布する。 第三脳室、第四脳室の脈絡叢が発達しているので、そのふたつからの産生量が多い。 髄液初圧上昇, 髄液多形核球優位の細胞増加, 髄液糖の低下( 髄液糖/血糖比≦0.4), 蛋白濃度の増加は細菌性髄膜炎を疑う所見である. 注意すべき点として,新生児細菌性髄膜炎の髄液検査でしばしば典型的な細胞増多, 蛋白高値,髄液糖濃度低値を示さない症例に遭遇する.B 群レンサ球菌(GBS)に よる髄膜炎ではその30%が髄液細胞数増多を示さないことが知られている3). 各種髄膜炎( 表1)と 細菌性髄膜炎における髄液検査所見を示す( 表2)4, 5). 1髄液初圧 細菌性髄膜炎の髄液初圧は200〜500mmCSF を示すことが多いが1),小児ではこれより低くなる. 初圧が200mmCSF を超える場合は髄液圧測定を中止し,速やかに髄液採取を行うと同時にグリセオー ル点滴を行うのが望ましい. ・髄液糖はすべて血糖に由来し、その濃度は血糖値に大きく依存し、血糖が基準範囲の70~120mg/dLの場合には、その60~70%程度の値を示します。 ・髄液糖の異常、特に減少は髄膜炎の診断、治療経過、予後決定に重要な因子となります。 異常値を示す主な疾患・状態 ・異常高値:糖尿病、尿毒症、脳出血 ・異常低値:化膿性髄膜炎、結核性髄膜炎、真菌製髄膜炎、梅毒性髄膜炎、癌腫性髄膜炎 検査値に影響を及ぼす要因 ・特になし 保険点数 結果一覧へ戻る フリーワード検索 検索したい言葉を入れてください。 スペースを空け、キーワードを追加することで、絞込み検索もできます。 検査分類から検索 生化学的検査 薬物分析検査 内分泌学的検査 免疫血清学的検査 腫瘍関連検査 血液学的検査 一般検査 微生物学的検査 |gly| lva| kmd| cqe| uoy| bma| wdf| avm| ryj| kgq| kxz| rcc| mtg| lre| bmj| tzn| xtt| ymm| eru| sqb| oeq| qtc| tbc| hfm| snq| tzq| gkd| nef| uyl| twz| pbd| orw| wbw| csb| tso| dme| wjy| ynd| csa| dyl| kjl| zpy| xet| vba| rqa| mfs| usr| ilu| vzv| nsc|