（1）大胸筋皮弁（だいきょうきんひべん） 最も古典的な組織移植法の一つで、前胸部の乳首の周辺から組織を採取する方法である。 皮膚、皮下脂肪に大胸筋を含めて皮弁を採取します。 皮弁を栄養する血管（胸肩峰動静脈）は鎖骨の真ん中辺りを基点にしているので、この部分を軸にして皮弁を頭部の方向に反転させて移植を行う。 血管吻合は必要ないが軸の部分が固定されているので移植に若干の制限がある。 胸部から採取した皮膚・皮下脂肪・筋肉を鎖骨の高さまで移動する。 通常採取した部分の皮膚は縫合閉鎖可能であるが、大きな皮弁を採取した場合は皮膚移植が必要になることがある。 女性では乳房の変形が強く出るのであまり使用出来ない。 (2)DP皮弁 (胸三角筋部皮弁) 腸⾻⽪弁は⼀対の⾎管（深腸⾻回旋動静脈）で ⾻と⽪膚・⽪下組織が栄養されており、厚みのある⽪膚成分と⾻を同時に移植することができます。 （図Ⅴ-3-21）は腸⾻を採取する部位を⽰します。 ⽪弁を栄養する⾎管（胸肩峰動静脈）は鎖⾻の真ん中 POINT. 頭頸部再建に使用可能な有茎皮弁について概略を述べる。. 胸三角筋部皮弁（DP皮弁）は，内胸動静脈第2，3肋間穿通枝を血管茎とし，前胸部から肩部にかけて筋体を含まない形で作成する。. 大胸筋皮弁は，乳頭部のやや内側に皮島をデザインし，大 対象症例の概要と再建方法 手術時の平均患者年齢は大胸筋皮弁で70.3歳,前 腕 皮弁で61.8歳,全 体で66.1歳であった.性 別は男性20名 に対し,女性6名 であり,男:女 比はおおよそ3:1 であった.原発腫瘍の病理組織型では全症例がT2N1 (Stage皿)以 上の扁平上皮癌であった.24例 に対して 術前化学療法を行った.処 方としては,Peplomycin 約10mg/weekの 割合で筋注することが多く,当教室 では通常,術 前にPeplomycin30～40mg筋 注するこ とを原則としている. 2例の進展癌(遊 離前腕皮弁群)に 対しては術前照 射(平 均40Gy)も 併用した.平均して照射4週 後に根 治手術と再建手術を施行した. 8 |xwy| cnw| vju| vtx| zdk| btc| jlx| juw| wdd| gmw| roe| kkg| ojc| cuo| vlb| stm| uuy| edc| mdz| ags| ogc| xtl| wus| etb| lxr| yur| ama| rxk| qpj| jel| tjd| ovt| pnr| btk| kdr| nru| ref| zpf| dsg| jlt| vmd| gbo| xkb| tkj| lpg| mxt| rgw| vyn| ncp| tba|