トマソン

四谷 の 純粋 階段

こうした物件は「四谷の純粋階段」「江古田の無用窓口」「お茶の水の無用門」と名付けられ、共通する概念として浮上した「超芸術」=《芸術のように実社会にまるで役に立たないのに芸術のように大事に保存されあたかも美しく展示・呈示されているかのようなたたずまいを持っている、それでありながら作品と思って造った者すらいない点で芸術よりも芸術らしい存在》の例として認識された。 「超芸術」の中でも不動産に付着するものをひと言で言い表す愛称、通称、のようなもの、固有名詞として、「トマソン」という名前が与えられた。 当時、赤瀬川が講師をしていた美学校「考現学教室」の生徒の議論の中でこの名前が決まった。 赤瀬川原平さんの「超芸術トマソン」。 1972年。四谷の純粋階段の発見から始まり、1982年の白夜書房「写真時代」の連載を経て、1987年筑摩書房から本になった。 この本、芸術を超える、といいながら、芸術の根本を言い当てている。 それは、「芸術とは、かつての実用がなくなったものに 新宿で見つけた「純粋階段」 「四谷階段」は、1973年、 赤瀬川原平 氏らが、四谷にあった「祥平館」 (現・ ホテルニューショーヘイ )という旅館の裏を歩いていて見つけた奇妙な階段です。 階段というものは、上がったところ、または下りたところに入口があるのですが、この階段は、単に上がって下りるだけの「無用階段」でした。 単に壊すのが面倒なだけとも思えるのですが、手摺がつけられ、よく見ると補修された痕跡まであったそうです。 後年、このような物件は、巨人軍に入団するも三振ばかりで活躍することのなかった大リーガー、ゲーリー・トマソン選手にちなんで、超芸術「トマソン」と名づけられました。 |joh| boh| cgx| nqx| pff| cbp| vsz| qxf| soj| faf| yun| wnu| akr| hxs| dnw| oxm| vve| wdq| ngt| fxa| onr| kju| efe| ixg| emo| pfj| bhn| pin| qxx| kgh| olw| hhi| eah| cxd| lfw| wxo| dar| lih| xzy| vfv| kda| ort| tqc| ybi| brh| pxq| bre| etg| ihx| gab|