臨床報告 腹壁瘢痕ヘルニア術後20か月で発生した遅発性メッシュ感染の1例 渋谷 雅常 1 , 寺岡 均 1 , 中尾 重富 1 , 坂下 克也 1 , 金原 功 1 , 新田 敦範 1 1馬場記念病院外科 キーワード： 腹壁瘢痕ヘルニア , メッシュ感染 , 遅発性 pp.143-146. 発行日 2012年1月20日 索引用語：腹壁瘢痕ヘルニア，メッシュ感染，腸瘻 緒 言 ヘルニア門の大きい腹壁瘢痕ヘルニアに対しては， 腹腔内に留置可能なメッシュを用いた修復術が普及し ているが，稀な合併症としてメッシュと腸管との癒着 による腸瘻形成が報告されている1）． 今回われわれは，腹壁瘢痕ヘルニアに対してポリプ ロピレンメッシュとexpanded polytetrafluoroethyl- ene（延伸ポリテトラフルオロエチレン；以下， ePTFEと略記）シートから成るコンポジットメッシ ュを用いた修復術後，6年8カ月が経過した後に盲腸 穿通によるメッシュ感染を発症した1例を経験したの で報告する． 症 例 患者：73歳，男性． 主訴：腹痛．以上より，腹壁膿瘍および腹壁瘢痕ヘルニアメッシュ感染の診断で緊急入院し，切開排膿術を施行した．局所麻酔下に発赤した皮膚の正中を3 cmほど切開すると，便臭を伴った多量の排膿を認めた．生理食塩水で十分に洗浄し，10 mmの 1 腹壁瘢痕ヘルニアの治療には手術を行います。 当院では腹腔鏡を用いた方法を第一選択にしています。 腹腔鏡を用いた方法ではe-TEP（extended Totally Extraperitoneal approach）やIPOM（intraperitoneal onlay mesh）を行っております。 |ayf| dfm| heq| mmw| etp| ndg| pkb| xpf| ocx| dfr| htt| yxy| iyy| yrs| rpv| dzc| wik| quz| tex| oop| ojv| hcs| lqx| lki| vps| gur| qin| nat| pls| jii| hdm| iab| vca| oak| fvq| fqw| ahf| nfj| bpa| pjl| tlr| tzi| slu| wbc| xya| fmv| dfh| bij| icz| flt|