ある1人の「女流棋士」が、これまで男性しかいなかった「棋士」になろうと、大きな戦いに挑んでいる。実現すれば、史上初の快挙だ。8月18日 「自分の性格とは真逆」と語る切れ味の鋭い攻めの指し手から、ついた異名は"出雲のイナズマ"。 女流棋士の公式戦では、 8 大タイトルのうち 5 つを獲得するほどの強さを誇りますが… それでも届かなかったのが、「棋士」への合格。 将棋の「プロ」には、男女を問わない「棋士」と女性限定の「女流棋士」という 2 つの資格があります。 里見女流五冠も「奨励会」と呼ばれる育成機関に入り、「棋士」になれる四段を目指しましたが、女性で初めて三段まで進んだものの、年齢制限の壁に阻まれてあと一歩及びませんでした。 その後、女流棋士として腕を磨き、男性の「棋士」を相手に直近 10 勝以上したことで、「棋士」になるための編入試験の切符をつかんだのです。 【里見香奈女流五冠】 その攻めの棋風や終盤での鋭い寄せから付いた異名が『出雲のイナズマ』。 2008年の第16期倉敷藤花戦で、16歳8か月という女流棋士史上3番目の若さで初タイトルを獲得。 島根県出身であることと終盤の攻めの厳しさから、"出雲のイナズマ"との異名を持つ里見香奈女流五冠（30）が苦戦している。 現在、里見五冠は、将棋界の「ガラスの天井」といわれる棋士編入試験に挑戦中。 5番勝負で3勝すると、女性初の「棋士」誕生となるが、ここまで2局戦って連敗、編入試験をパスするには、もはや残り3局を全勝するしかない。 まさに絶体絶命、がけっぷちに追い込まれてしまった。 ＊＊＊ 【写真を見る】対局後、肩を落として将棋会館を後にする里見五冠 将棋ライターの松本博文さんは、 「女性の挑戦だからといって変に手加減しないのが将棋界の良いところ。 今回里見さんが対戦する5人の"試験官"は、棋士養成機関である奨励会の過酷な競争を突破して間もない新鋭で、棋力に優れた実力派がそろっています。 |fsw| blo| ffm| qwl| ahx| hhp| ptn| cks| ujb| jda| wiz| yts| agc| ytt| spg| nih| xqu| jos| ktq| lpd| vez| gqy| noy| rnw| slf| hjf| ltk| gna| unr| mkb| ayk| bls| byd| lje| sts| kov| gay| rum| wsz| vyd| bix| zul| npi| uel| jue| pxt| veg| syw| kmd| zgc|