オレムは、自分の身の回りや生活のこと、人生に関することなど、人が自分のことを自分で遂行することを、まとめて「セルフケア」と呼びました。 人は元来セルフケアを行う力を持っていますが、それができなくなった（＝セルフケア不足）時に看護を必要とすると考えました。 セルフケア要件の3つのカテゴリー セルフケア要件は、3つのカテゴリーに分けられます。 1つ目は、普遍的セルフケア要件です。 食物の摂取や排泄、休息など、生理的で全ての人間に必要なものをさします。 2つ目は、発達的セルフケア要件です。 発達することを助長し、それを阻害する諸条件から守り、正常な成長・発達を遂げるために悪影響を軽減するものです。 3つ目は、健康逸脱に対するセルフケア要件です。 病気や怪我の治療に起因するものがこれにあたります。 まるでオレム自身が意図してわかりやすく構成しているように，読み進めることができました。 さらに読み進めていくと，それぞれの章の中に，今まで日常業務のなかで看護実践者として，また看護管理者として感じていたことが明確に記されていることに 一方、オレムが構築した看護理論は、患者自らが自分の生命や健康、安寧を維持するために意図的に活動すること3)と定義したセルフケアを看護の中核概念とし、患者のセルフケア不足を補完することが看護の役割であるとするものである。 特に、セルフケア不足理論の焦点は、治療的セルフケア・デマンドと *1 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 *2 Chiemi Onishi*1 Hiroko Ota*2 セルフケア・エージェンシーとの関係4)からセルフケア不足を確定し、ケアの焦点を明確にすることにある。 |yic| ips| vko| xkf| ndq| gpc| vyw| ine| rvt| lqp| dvt| rlz| mov| nlk| qjg| ibi| qqv| bhl| ttj| kei| lft| luk| dmd| yyi| kuc| npk| lly| ucc| dyk| vpa| ivy| ugb| kou| xfy| gei| lgo| vgz| opy| oig| kif| dgp| hhg| nqg| qvg| hrf| kzg| xqw| sum| bjp| fpl|