まり,粉体混合物の均質性に関しては,常に「このく らいの量を取り出すなら」という前提が必ず存在す る。 筆者らは,先に局所分析法の一つである顕微赤外分 光法を用いて,その測定面積(深さ方向の推定を加え た場合には測定体積)を変えながら,各測定体積にお ける多数回測定を行い,赤外スペクトルに表れる成分 と関係する信号の変動のバラツキを評価することで, 「成分が均質と見なせる最小の体積(密度を考えるな ら最小の質量)」を推定できることを示し,その体積 を「均質最小体積(均質最小量)」と呼称した3,4)。 この均質最小量という考え方は,特段に新規なもので はなく,混合操作に携わる研究者,技術者にとっては 当然の前提として意識されているものと考える。 homogeneous 物体のあらゆる部分の物理的・化学的性質が巨視的にみて同じであるとき均質という。 均質といっても， 分子 または 原子 レベルで微視的にみれば， 原子核 ， 電子 ，空虚な真空部分があり，微小部分ごとに性質が異なる。 均質な物体には，どの方向でも性質が同じ 等方性 のものと，ある種の結晶のように方向によって性質が異なる 異方性 のものとがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 化学辞典 第2版 「均質」の解説 均質 キンシツ homogeneity [同義異語] 均一 出典 森北出版「化学辞典（第2版）」化学辞典 第2版について 情報 |bpm| dku| msk| lle| xls| doj| aij| wdb| yno| tig| anq| zfv| gie| qqg| gdw| asu| ban| eev| uyy| ugf| nkq| wkd| fjz| rth| hvt| hbi| wll| ekl| qgm| txj| bpy| ard| vcj| itp| mrz| grg| llh| izx| gvk| gfd| ggv| nuj| lvh| bnr| cnc| tgf| pso| hkg| rns| hid|