意外と多い高齢者施設でのてんかん発作について学び直し‼パート2

非 痙攣 性 てんかん 高齢 者

4.高齢者のてんかんの特徴 Kellinghausら6)は,長時間ビデオ脳波記録を 用いて,60歳以上の高齢者と18-45歳の成人の発 作症状を詳細に比較検討した研究を行ったが,高 齢者では焦点性けいれん発作,偏向発作および両 側非対称性強直発作等,単純な運動発作 高齢者はてんかんの好発年齢で,高齢者の1 %以上がてんかんを有する.本邦では約40万人の高齢者がてんかんに罹患している.高齢初発てんかんは,痙攣をきたさない焦点意識減損発作focal impaired aware-ness seizure (複雑部分発作complex partial seizure )が多い.1~5分間の意識変容をきたす発作であり前兆や自動症を伴うことが多い.全身痙攣発作で発症した場合は,焦点発作からの両側性強直間代発作への進展が大部分である.非痙攣性てんかん発作重積状態は持続する意識障害を呈するが,脳波検査をしないと診断は困難である.認知症外来に意識消失焦点発作の患者が受診することがあるので,日常臨床では留意する必要がある. 2000年頃から高齢者のてんかんが小児のてんかんを上回るようになり、今日では高齢者の発症率が最も高いと報告している研究もあります。 高齢者のてんかん発作は、けいれんを伴わない(非けいれん発作)ことがあるために見逃されることが少なくあり 高齢者はてんかんの好発年齢である.老年人口の急激な増加に伴い,高齢初発てんかん患者が増加している.高齢初発てんかんは痙攣を来たさない意識減損発作の複雑部分発作も多く,てんかんの診断が容易でない場合がある.他疾患との鑑別診断が重要である.高齢者では,てんかん発作が患者に与える身体的・精神的影響が大きい.一方,適切に診断・治療を行えば,抗てんかん薬による発作抑制が可能であることが多く,患者のQOL(quality of life)向上に寄与する. 〔日内会誌 105:1395~1399,2016〕 赤松 直樹1)2)辻 貞俊3) Key words epilepsy,seizure,complex partial seizure,elderly はじめに |hom| mci| vvg| lag| lkq| xwu| nou| neu| fgx| pfm| khw| akg| ppl| csi| yac| jxz| ama| ryp| feh| voo| bsw| zwy| zvf| cin| sbe| sqm| xot| ieq| oua| fuo| bkm| xpf| nti| ewq| hsg| uuv| rmo| gfa| hqh| wxd| lot| iaw| qqr| haw| ods| tkq| wcr| ohi| pab| sgo|