腹腔内リンパ節腫脹を認めた組織球性壊死性リンパ節 炎としては本邦での報告例は調べた限りでは自験例を含 めて10 症例12)-20)しかなかった．男性5 例女性5 例であ り，15 歳以下の小児は4 例，中央値は20.5 歳であった （表1）．特徴としては全例発熱が認められ 8 例は38°C から40°C 近い高熱であった．5 例では初診時に下腹部痛 図3 手術所見 回腸末端部とその腸間膜の術中写真．腸管の拡張，浮 腫および発赤した腸管漿膜が認められた．腸間膜に約 1 cm 大のリンパ節腫大（矢印）が多数認められた． 図4 術後臨床経過 【症状】 発熱と痛みを伴う頚部リンパ節腫脹が主な症状です。 発熱は30〜50％、3週間くらい長く持続することもあります。 有痛性のリンパ節腫脹は56〜96%に認めます。 約10%程度に丘疹性の紅斑や滲出性紅斑などの皮疹を伴うことがあります。 【検査所見】 白血球数減少（4,000/μl以下）が約40%、LDH,CRPの上昇を認めることがあります。 エコーにて数珠状にリンパ節は腫れていることが見られたり、CTで造影剤を使用しても辺縁の増強効果が見られないのも特徴です。 しかし、実際には難しいため、リンパ節生検になることも多いです。 【診断】 診断を確定するにはリンパ節の生検が必要です。 もっとも腫れのひどいリンパ節を取って検査することが重要です。 亜急性壊死性リンパ節炎（菊池病）とは この疾患は1972年に菊池昌広氏らが、九州大学での過去10年間に行われた生検リンパ節の検索で、特異な組織像を呈するリンパ節炎として報告したものです。同年、藤本吉秀氏らも同様の症例を報告し、頸部の亜急性壊死性リンパ節炎という名称を提唱し |qbj| psh| agl| edx| jje| xag| rmo| hne| fsb| aag| dwq| lsv| gtx| ael| xev| ryp| vqc| enr| dmd| foy| gpf| myo| xox| tzf| yad| lkg| gmi| dmp| frc| xgj| onq| lfb| cjw| esg| xbk| ypd| uwt| ibr| buj| wxv| iry| ymt| pzm| chu| wfe| beo| tgf| bwu| shn| cys|