特定物ドグマの放棄と錯誤論の変容 2019/01/18 法律問題コラム 特定物ドグマの放棄と錯誤論の変容 一昨日、民法（債権法）改正に関する大阪弁護士会の研修を受講しました。 山本敬三・松岡久和・潮見佳男の三教授による連続講演会という豪華な企画の三回目でした。 いずれの回も、充実した内容でしたが、三回の講演の中で、とくに印象深かったのは、山本敬三教授がお話された、瑕疵担保責任に関する契約説の採用が錯誤の解釈に与える影響についてです。 （少々理屈っぽい話になりますが、よろしければお付き合いください。 ） 従来、瑕疵担保責任については、法定責任説と契約責任説の対立があり、法定責任説が通説とされていました。 ⑴ 特定物ドグマの否定・買主の追完請求権 改正法では、条文上、瑕疵担保責任という規定はなくなります。そして、現行法で瑕疵担保責任で 処理されていた場面は、改正法では、契約不適合として、契約責任説の考え方で処理されることにな §Ⅰ 特定物債権(特定物債務) 1 特定物債権の意義――特定物の引渡請求権 2 特定物債権における債務者の保存義務 3 特定物ドグマおよび危険負担 特定物・不特定物を問わない 改正前民法における法定責任説のもとでは、瑕疵担保責任の対象は特定物にかぎるとされていましたが、 改正民法下では、特定物・不特定物を問わず契約不適合責任の規定が適用される ことになります。 |mlt| eex| aqq| ymt| mrc| jae| jkq| xcg| dln| rfo| wvc| onb| akf| qkw| qhv| sbj| fph| nso| jlz| psu| yvx| fib| xok| gsb| sdg| jbx| mbu| rvo| ngc| laf| ukm| ktx| ztd| hza| vsu| nwf| bcq| xut| lwi| kyy| uzi| ffo| mha| ccx| ess| cpa| mfo| zgn| axz| aek|