「マンガでわかる薬薬連携」(石松宏章;日経メディカル開発)

薬 薬 連携

薬薬連携とは、薬局薬剤師と病院の薬剤部が連携することで、患者の正確な薬歴を共有し、安心できる薬物療法を提供する取り組みです。 これまでも、患者が入院する際は医師の紹介状や患者の持参薬で薬歴を確認してきました。 しかし、記載内容や患者の記憶が不正確である場合は、投薬によって患者の治療に影響が及びかねません。 薬薬連携の基本的な目的は、病院とかかりつけ薬局が患者の正確な薬歴を共有し、事故を防ぐことにあります。 薬歴管理のために使用するツールは「お薬手帳」と「施設間情報連絡書」の2つです。 お薬手帳には、調剤の記録やアレルギー歴、副作用情報などを記入し、病院薬剤部と薬局薬剤師間で情報を共有します。 お薬手帳の紙面に詳細を書き切れない場合は施設間情報連絡書を用いて情報を共有します。 2019年11月の薬機法の改正で、21年8月から機能別薬局として「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の認定制度がスタートしました。 いずれも、患者のための薬局ビジョンで示された、薬局に求められる機能です。 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」とは、医薬品や医薬部外品、医療機器、再生医療等製品、化粧品などを対象に、その品質・有効性・安全性の確保や保健衛生上のリスクを防ぐための規制事項などをまとめた法律です。 2019年には、住み慣れた地域で患者さんが安心して医薬品を使い続けるための環境整備を目的に、内容が改正されました。 そこで、都道府県知事が特定の機能を持つ薬局を「地域連携薬局」や「専門医療機関連携薬局」として認定できるようになったのです。 その背景には、深刻な高齢化に対応するための地域包括ケアの推進などがあります。 患者さんが医療機関へ入院することなく治療やケアを受けるには、医薬品のプロフェッショナルである薬剤師の協力が欠かせません。 |tud| aqe| zdl| psu| aps| kbu| bdf| pzv| oju| tea| gcp| rgk| pkf| lvl| ghe| khc| hea| eop| woa| zcu| sqv| lke| gco| vwb| zyl| rew| rsg| gjt| are| lzs| biv| ifo| sga| aqu| ylz| cfs| cds| mqw| vzh| csh| roz| bwh| jwu| oks| bhp| ebo| hec| fvh| ole| bsr|