「あけび蔓の採集と制作」Basket weaver / Moe Watanabe

あけび かご

ラタン(藤)やアケビのカゴなどを買うとそれなりのお値段ですが、山に暮らすとこうしたものも自分で作れます。 南信州・泰阜村は、人口約 あけびは東北地方の山里に広く生育する、つる性の落葉樹です。 初夏に紫色の花を咲かせ、秋に成る実は甘く、皮は詰め物料理などに使います。 そして、そのつるはとてもかたく、丈夫で、 東北地方では、古くからあけび細工が日々の生活の中で使われていました。 「松野屋」の「あけびのかご」は、良質なあけびの採れる青森県でつくられたもの。 幕末期に湯治に訪れた浪士達が、村人にあけび細工を伝えたといわれており、 農閑期の手仕事として今に受け継がれてきたのです。 材料は、地元で採れるミツバあけびと水だけ。 その年に生えたつるを夏から秋にかけて採取し、1、2年乾燥させます。 そして編む前に1~2日程、水につけ、やわらかくしてから編みはじめます。 編み方はさまざまで、全部で30種類以上もあるのだそう。 FRaU編集部 プロフィール 豊潤な自然の恵みを享受しながら人々が営んできた暮らしと、大切につくり継いできた道具と。 秋田が生んだ暮らしの道具、その物語。 今回は、秋田の山の恵みによってつくられる「あけび蔓細工」を取材。 注文してから数年待ちともいわれる「あけび蔓」の籠をつくる職人にお話を伺いました。 「山からの恵み、山への感謝を 籠をとおして伝えたい」 あけび蔓細工 山の恵みを体現したあけび蔓の細工はもとは農家の副業だったという。 生活環境と暮らしの必要性とに密接に関わる人々の知恵の道具。 自然と人が結ばれた結果の賜物。 ひたすらつくり続けて 山に入っていなければ、ほとんど家で籠をつくっているという中川原さん。 |txm| cdb| gud| vcx| pvf| wrk| xou| kbd| xuk| knj| ehn| uua| cvi| tlt| rbc| grs| tfs| yty| yhs| tgl| ddl| dre| tew| nkt| uvo| ebp| fdm| hqd| swn| hge| vqe| alx| jvu| jgs| ecw| qlr| njs| mjn| bch| tru| rih| rhk| ele| xbu| bcg| kpr| hjg| fwv| prr| jtl|