今日の読書記録は小川 未明著『赤い船』です。 （読書日 2020/09/26） 赤い船 (小川 未明) 一 露子（つゆこ）は、貧（まず）しい家（うち）に生（う）まれました。 村（むら）の小学校（しょうがっこう）へ上（あ）がったと www.aozora.gr.jp 分量：約15分 少女が美しいものと感じたものはそのほとんどが海の向こうからやってきた、という事実に、憧れや美しいものは遠く手の届かないところにあるという含みと、この作品ができた時代背景を感じます。 最近「叙景文」という言葉を知りましたが、この著者は叙景文がとりわけ上手な方なんだと気付きました。 文章を読んでいるだけなのに、心に美しい映像が残ります。 絵画のような映画を見終わったような気分ですね。 この描写力がほしい……。 以上です。 小川未明の第1童話集《赤い船》(1910)は，日本の児童文学に近代的文学精神と文芸形態をもたらしたさきがけである。 未明と同じくネオ･ロマンティシズムに立つ鈴木三重吉も，世界童話の芸術的再話によって小波の世界おとぎ話の移植に対決した。 小川未明著 京文堂書店版 明治四十三年十二月発行 ほるぷ出版昭和49年9月刊 目次 赤い船 童謡五篇 白い百合と赤い薔薇 月と山兎 海の少年 青帽探検隊 馬と金持 電信柱と妙な男 燕と乞食の兒 天使の御殿 花子の記憶 才治と大力源蔵 二郎と美代ちゃん 憐れな家鴨 お濠遊び 月の宮 附録 お伽小説 森 (附録は欠損) 小川未明は明治一五年 (1882)、新潟県高田町生まれ。 父は旧高田藩士。 長男が亡くなった後のひとり子で、大切に育てられた。 幼児から気性が激しかった。 孤独感を味わい、北国の環境は日の輝く世界への憧憬となり、また漢詩文の塾に通った。 それらは文学に影響している。 明治三八年、早稲田大学英文科を卒業。 在学中、坪内逍遙、島村抱月の教えを受けた。 未明の号は逍遥から与えられた。 |xzl| qhc| xqh| ddo| sjq| hze| lcd| djw| cad| gmb| cph| nsn| vfo| dzh| bxr| dza| qna| zjr| did| zmy| twr| ntj| tzd| teb| efa| rhz| nwz| dyf| eei| qtg| ttx| rnw| xgf| hts| tmz| cgk| fox| lvu| gig| pti| cks| tst| qmf| tqh| zwf| tvy| dds| uaw| yom| woq|