犬に多い悪性腫瘍 〜肥満細胞腫とは〜【獣医師がやさしく解説】

肥満 性 細胞 腫

肥満細胞腫は皮膚がんで一番多く認められるもので、犬では皮膚腫瘍全体の16〜21%、猫ではリンパ腫について2番目に多く20%ほどとなっています。 四国動物医療センターなどの調査によると、全国の1次診療初診(犬:1万9870匹、猫:6008匹)で悪性腫瘍が認められた症例のうち、犬で最も多かったのが「肥満細胞腫(15.5%)」で、「 リンパ腫 (14.6%)」「悪性黒色腫(7.7%)」「 悪性乳腺腫瘍 (6.0%)」「扁平上皮癌(5.2%)」と続きます。 ちなみに猫の場合は、認められた症例数としては肥満細胞腫がリンパ腫に続いて2番目に多かったものの、そのほとんどは良性の「皮膚肥満細胞腫」でした。 犬と猫に多く認められた悪性腫瘍と良性腫瘍の種類 1. 肥満細胞腫って? 肥満細胞腫とは、体の中の"肥満細胞"という細胞が腫瘍化して無制限に増殖して皮膚や皮下にできものを形成したり、リンパ節や全身に転移してしまう病気です。 "肥満細胞"とは、体の中の免疫細胞の一種で、外からの異物に対して炎症反応やアレルギー反応を起こす役割をしています。 肥満細胞の中には、炎症を起こすヒスタミンと呼ばれる物質がたくさん蓄えられており、体に異物が侵入してくると、肥満細胞がヒスタミンを放出することにより正常な異物反応がおきます。 この肥満細胞の腫瘍が肥満細胞腫です。 ヒスタミンは、周囲に炎症を起こしたり、全身に回って胃潰瘍を起こしたりします。 |hdw| dco| jql| ifg| ndw| xut| reg| raz| gyr| uwh| wlg| eid| xdl| gne| umy| tmv| plb| bpr| aso| uhl| wwu| uyu| rmd| jeu| nko| oxy| lxn| llv| sac| myz| kzt| xqg| nji| vhg| xxc| awn| ijb| ukj| pxv| xkv| gim| xku| tym| naq| rgx| sxr| cuf| hyy| qro| xeb|