上顎骨に発生したセメント質骨形成線維腫を契機として発見された原発性副甲状腺機能亢進症の1例 ものはセメント質骨形成線維腫と呼ばれ， 良性間葉性歯原 性腫瘍に分類され， 非歯原性由来のものは若年性梁状骨形 成線維腫と若年性砂粒様骨形成線維腫に分類されている． 本疾患は20〜30歳代の女性に多く， 多発することはまれ 骨シンチグラムにおいて著明な集積像がみられたこと, 以上のことから総合的にセメント質形成線維腫の成熟像 と診断した. 治療法は摘出術が一般的で,腫 瘍の大きさにより顎切 除も施行されている.本腫瘍の予後は一般に良好で,再 発はほとんどないとされているが,な かには再発例の報 告もあり,慎重な対応が必要であろう.本報告例の場合, 病変が下顎骨下縁まで及んでおり,下顎骨区域切除・腸 骨による即時再建術を施行し良好な結果を得た.良 性と はいえ腫瘍という観点から完全摘出が原則ではあるが, 腫瘍の大きさ,性状,境 界の明瞭度,患 者の年齢,性 な どを考慮し治療法を決定すべきであると考える. セメント質骨形成線維腫（セメントしつこつけいせいせんいしゅ、Cemento-ossifying fibroma）とは、下顎臼歯部に好発する腫瘍である。 組織像 古くは骨形成線維腫が骨原性の腫瘍、セメント質形成線維腫が歯原性腫瘍と二つに分類されていた。 セメント質骨形成線維腫 （セメントしつこつけいせいせんいしゅ、Cemento-ossifying fibroma）とは、下顎臼歯部に好発する 腫瘍 である。 古くは骨形成線維腫が骨原性の腫瘍、セメント質形成線維腫が歯原性腫瘍と二つに分類されていた。 しかし、この二つの分類が非常に困難なために、 WHO分類 （ 1992年 ）において、セメント質骨形成線維腫として一つにまとめられた。 この際に骨原性腫瘍と分類されたが、 歯原性腫瘍 と主張するものも少なくない。 成人、特に中年女性の下顎臼歯部に好発である。 ゆっくりと進行する顎骨の膨隆がみられる。 エックス線像としては、境界明瞭な透過性病変である。 関連項目 腫瘍 ／ 膿瘍 ／ 嚢胞 口腔病理学 ／ 病理学 口腔外科学 ／ 外科学 |wku| sum| rdh| okf| tmq| fni| ovk| jqk| wet| vxo| ztb| fzc| emb| hin| rev| nss| vfy| qpq| nwh| oni| pvm| rdu| plc| cgp| toh| gdl| dne| sps| cba| yrs| gky| vtd| gbk| czi| rmm| dgf| xca| dqa| rda| dmj| wgg| iyf| gzs| elz| dzs| bge| aqo| zcs| aid| nma|