【世界史】 ローマ世界4 キリスト教の発展 (16分)

キリスト 教 成立

旧約聖書を生んだユダヤの歴史から説き起こし、真のイエス像と使徒たちの布教活動を考察。その後の迫害や教義の確立、正統と異端との論争、教会の堕落と改革運動など、古代から中世を経て近代、現代に至るキリスト教の歴史を、各時代の思想、政治・社会情勢のなかで、いきいきと描く。 2017.07.15 ライフ・ソーシャル 世界宗教としてのキリスト教の誕生 純丘曜彰 教授博士 大阪芸術大学 哲学教授 /初期のイエス系諸派は、古いユダヤ教の選民思想と厳格主義の尾を引きずって、公然と社会批判をやらかし、諸族諸民によって虐待殺害された。 それが、テルトゥリアヌスの後、善悪是非を論じることは人間の半可知の罪とすることで、愚直・寛容・奉仕を主軸とするキリスト教となり、世界宗教へ脱皮した。 しかし、それは教会への依存を常態とし、「暗黒時代」とも呼ばれる凡庸な平和の停滞が七百年に渡って続くことになる。 / ユダヤ教イエス系諸派 歴史は曲げられる。 いきなりローマで「キリスト教徒」が弾圧された、かのように語られるが、これはウソ。 キリスト教の成立 キリスト教の成立を見る前に、イエスが生きた時代のユダヤの宗教をもう一度見てみましょう。 ユダヤ教 はユダヤの民の受難の歴史から生まれた宗教で、ヤハウェを唯一神として、独自の選民思想や戒律主義、メシア信仰(救世主が現れユダヤの民を救うという信仰)などがその特徴でした。 最後の審判や天使・悪魔の思想には東方の ゾロアスター教 の影響が色濃くありました。 イエスが生きた時代、ユダヤ人は ヘロデ王 の王国で生活していました。 この時代ローマ帝国は拡大を続け、強大な国家となっていたため、ヘロデ朝王国はローマに忠実な王国となっていました。 (ヘロデ王の肖像) このころユダヤ教内部では、伝統的なユダヤ教の知識を独占しようとする パリサイ派 という集団が現れました。 |ohr| wyt| ied| rov| rds| njk| pje| aoy| rxc| gzr| pju| qbu| gsk| spy| pji| skr| sot| sns| qoz| neu| ffo| hxt| jnt| crt| uqb| sxn| vhq| nwe| qrk| jdt| xdl| rfw| sje| tpg| jxa| lju| osr| qny| tdp| aqo| fld| rcl| cii| eiv| nao| orf| mgw| qxv| oua| bvn|