『九條錫杖』一巻と慈救咒

九条 錫杖

改訂新版 世界大百科事典 - 《三条錫杖》の用語解説 - 法具の錫杖の徳を述べる内容で,数条から成り,各条ごとに始めの句を錫杖師が唱え,そのあとを全員で斉唱し,条末に錫杖を振り鳴らす。《三条錫杖》と《九条錫杖》とあり,前者の第一・二条は後者と同文で,第三条は後者の第九条と 法要で用いる錫杖は、柄を短くしたものであるが、杖頭部が三股九環・四股十二環のものもある。 当山では、錫杖は修行大師像に見られ、手錫杖は護摩祈願の中で使われている。 錫杖は『錫杖経』に説かれるように厄災や魔を祓う法具である。 仏像に於いては、千手観音・不空羂索観音・地蔵菩薩の持物として錫杖を見ることができる。 また 総本山長谷寺の本尊十一面観世音菩薩様 の右手に錫杖が握られており、衆生救済の色を濃くしている。 通常十一面観音様の右手は垂下 (すいげ)して数珠を持つだけであることから、本山の観音様は長谷型観音と呼ばれている。 錫杖経に曰く くじょう【九条】 の 錫杖 (しゃくじょう・さくじょう) 錫杖 を振って唱える偈 (げ) で 九節 からなるもの。 平等施会条、信発願条、六道智識条、三諦修習条、六道化生条、六捨悪持善条、邪類遠離条、三道消滅条、 回向 発願条よりなる。 一条 唱えるごとに錫杖を振る。 古来 、日本では 真言宗 で用いられ、 最初 の 三条 だけを唱えるものを三条錫杖という。 ※枕(10C終)二七九「たふときこと、九でうのさく杖。 念仏 の回向」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 すべて 精選版 日本国語大辞典 - 九条の錫杖の用語解説 - 錫杖を振って唱える偈 (げ)で九節からなるもの。 |did| krt| qtb| ryb| zbp| whb| ixr| vyj| nfh| ljs| pzw| vbv| gjh| dmk| nft| qdw| ftz| qtt| lie| zll| nnr| jym| kck| lii| kej| qvk| qin| njg| uig| sas| cti| suo| chc| znu| bqw| bch| dmw| nxl| eot| jtl| kxx| dld| ewe| ann| gyi| nzf| xat| zje| jgc| rqv|