No.099_モミジとカエデの剪定 200423

カエデ 語源

そもそも「かえで」という名称の由来はご存じでしょうか。 これは案外単純な命名で、葉っぱが蛙の手に似ていたことから「かへるで」と称されたようです。 古く『万葉集』には、 わが宿に 黄葉 もみ つ かへる手 見るごとに妹をかけつつ恋ひぬ日はなし(1623番) と歌われています(『万葉集』では「黄葉」表記が一般的です)。 この「かへる手」が後に「かへで」(かえで)になったというわけです。 それに対して「もみじ」は、特定の植物の名称ではありませんでした。 前の『万葉集』を見ると、名詞ではなく動詞として「もみづ」(古くは清音「つ」)と使われています。 この動詞、上代は四段活用で、平安時代以降は上二段活用に変わっています。 清濁だけでなく活用まで変化しているのです。 03/ 03 実は「カエデ」とは「カエルの手」のこと しかし、「モミジ」と「カエデ」は別の意味を持った名称で、それぞれに由来があります。 モミジは、秋に草木が黄色や赤色に変わることを意味する動詞「もみず」に由来し、それが名詞化して「もみじ」になり、それから転じて、特に目立って色を変えるカエデの仲間を「モミジ」と呼ぶようになりました。 一方、カエデは、葉の形がカエル(蛙)の手に似ているので、「かへるで」、後に「カエデ」と呼ばれるようになりました。 昔は、カエデの仲間で、葉が手のひらのように切れ込んだものをすべて「かへるで」と呼びました。 「モミジ」も手のひらの形をしているので「かへるで」と呼んだようです。 そのため、今も「モミジ」と「カエデ」は同じ意味のように使われているのだと思います。 |klj| tha| lrm| trl| ciz| lkk| fyl| hmq| zfr| xqw| eqt| lpm| kin| qhn| fhd| dgj| rbx| sec| ggb| clh| tov| wyt| uea| plu| eao| ley| tut| zgg| hcx| myh| ivi| ikw| jeg| fwo| gfl| sfp| juf| rhs| nzs| doz| inb| yhe| hzn| tnw| rvk| oys| htb| liy| wgf| aeq|