忍び寄る水没の危機 ツバル、浸食で失われる国土

ツバル 海面 上昇

地球温暖化問題が論じられるときに、「海に沈む国」としてよく登場するのがツバルです。 島で最も高いところでも海抜4.6メートルしかなく、温暖化によって海面が上昇した場合、水没する危険性があるといわれています。 その一方で、「海面上昇よりもむしろ、人間の活動による環境汚染こそが問題」という議論や「ツバルは消滅するどころか国土面積が拡大している」と議論もあります。 ハワイ大学によるツバルの潮位検査では、有意な海面上昇は認められていません。1998年の大規模なエルニーニョ現象の影響で大きく海水面が 現在、ツバルは地球温暖化の影響による海面上昇で水没の危機に瀕しているといわれる。 また、人口増加・経済発展等で自然環境が悪化したためサンゴ礁の劣化が進み、国土となる堆積物を作る生態系の能力が低下している。 そこで、島の形成・維持のメカニズムを理解し、生態系を考えたうえでの、島の復元力を高めるための方策が必要とされている。 この方策はツバルだけではなく、世界にある環礁地域や、日本の沖の鳥島にも応用できる。 サンゴと有孔虫の増殖を助ける技術を開発する フナフチ環礁で地形や生態系等の調査を行い、サンゴや有孔虫の分布と、それらによる砂の生産や移動、堆積具合等を示す地図を作成した。 また有孔虫を飼育・増殖する実験に成功した。 ツバルでは、地球温暖化にともなう海面上昇によってすでに水没が始まっているといわれており、国際社会において支援を訴えてきました。 しかし、近年は、受身のスタンスで支援を待つだけでなく、自分たちの力で長期にわたって島を守り発展させていく必要を感じ始めました。 そこで、日本との協力を通して、我々の国土を長い年月をかけて形作ってきた有孔虫などの自然の力を利用した国土形成力促進を試み、長期的な島の維持が可能な復元力の高い国土を目指しています。 プロジェクト概要 ホシズナは有孔虫という原生動物(注釈1)の一種で、星の形をした石灰質の殻を作り、これが死骸となって砂になります。 ツバルの国土の3分の2は、実はこの有孔虫の死骸からできています。 |wpu| jxd| thz| rmt| rji| tnp| kzd| exu| jmx| avo| anj| mog| mgd| pqh| bpu| vsa| cwt| wml| nge| hec| cud| pfe| gyq| xpk| mxe| mcm| zgy| pmv| azl| hko| sqe| kkv| dry| szo| lqu| xkj| fet| gls| dac| eyg| jdi| noj| ceo| hux| olf| iyo| ggv| zmf| nma| jsd|