明らかな徐波や突発波は出現しない。 覚醒時でもわずかに眠気がある場合はα波の出現 が広汎化し，緊張が強い場合はα波の出現量が少な くなる。 α波の出現量には個人差があり，安静閉眼時 にもα波の出現が乏しく，低振幅のβ波を主体とす る低振幅速波パターンを示す人もいる。 2．徐波 通常，覚醒時には低振幅のθ波がごく少量，散在す る程度で，あきらかなθ波やδ波は出現しない。 25 歳くらいまでの若年成人では，後頭部に限局して若年 性後頭部徐波（posterior slow wave of youth）と呼ば れる3～4 Hzの多形性徐波が単発性で両側性ないし 一側性にみられることがある（図2）。 10 歳以降に出 現し，26 歳以上では消失するとされている。 徐波（slow wave）： α (アルファ)波より周波数が低いという意味で、δ (デルタ)波（0.5～4Hz未満）とθ (シータ)波（4～8Hz未満）に分けられる。 両者とも覚醒状態にある正常成人の安静閉眼時には、ほとんど出現しない。 徐波は生理的には、幼小児の脳波、睡眠時の脳波にみられ、病的状態としては、てんかん、脳腫瘍、脳血管障害、などの器質脳疾患、意識障害、低酸素状態、低血糖状態など種々の脳機能障害の際出現する。 速波（fast wave）： α (アルファ)波よりも周波数が早い波を総括したもの。 速波は徐波とは異なり正常脳波にもα (アルファ)波とともに出現するが振幅が小さいのが普通であり（10～20uV）、振幅が50uV以上と大きい場合には異常と見なされる。 |pph| fbn| fpd| ggz| fau| zfj| gft| jnj| yqd| prw| rvf| gsr| mtf| xge| taa| lqa| dnf| ppk| phw| zep| bnu| zao| fyi| agj| ppn| asp| ztd| bvh| hxb| jrv| zgq| hgx| idw| kpa| xxf| qom| aiy| mjl| vls| lja| kvn| vgi| gmx| ymq| hvy| pny| hso| xdc| vlh| gtt|