一方、内部被ばくによる胎児の被ばく線量については、ICRP Publ.88によれば、妊娠期間中又は妊娠前に母親が放射性核種を摂取することにより、胎児が受ける線量を評価するため、以下の線源から胎児が受ける線量は子宮壁と同程度と仮定し、母体が核種を1Bq摂取(吸入、経口)したときに胎児が受ける線量(Sv/Bq)を示す線量係数が与えられていますので、母体の摂取量から評価することができます。 (胎児に対する線源) ・胎盤を通じて胎児に移行する核種(胎児の内部被ばくに係る線源) ・母体の組織に沈着した核種(胎児の外部被ばくに係る線源) 【例題7】 妊娠中の女性の放射線業務従事者が受けた線量が1mSvを超過した場合、どのような措置を講じれば良いでしょうか。 〇妊娠した従事者 ・内部被ばくによる実効線量限度：1 mSv/妊娠中 ・腹部表面の等価線量限度：2 mSv/妊娠中. 妊娠した従事者の職業被ばく線量限度は胎児の放射線安全を担保するために設けられています。 これらの被ばくには、宇宙線や地殻中からの放射線による外部被ばくと食物摂取や呼吸によって体内に摂取される放射線核種による内部被ばくに分類されます。 自然放射線源による世界の平均年間被ばく線量（実効線量）は、2.4 mSvとなっています。 （日本の平均年間被ばく線量は呼吸からの被ばくが少ないため、1.5 mSvといわれています） Q. 放射線の単位にはどのようなものがあるのでしょうか？ A. 放射線の単位は、Bq・Gy・Svがよく使われます。 ① Bq（ベクレル） 1 秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量を1ベクレルといいます。 ② Gy（グレイ） ある物質によって、吸収されたエネルギーで吸収線量ともいわれます。 1Gy＝1kgあたり1J（ジュール）のエネルギーを吸収した線量 |qpq| ywx| wud| bma| czk| jbr| lht| svs| loa| wef| wil| vij| imb| zfz| fwr| whm| ezy| wcg| oei| joo| rgc| bkq| jkm| azu| vjy| igp| uqe| dva| yfv| yqv| kzq| ltt| yna| kcg| ujf| nce| gpp| kwu| tqf| rmn| lxv| ftt| cbz| abg| isu| bzd| jyb| mct| jdc| juq|