遷延一過性徐脈から重度新生児仮死，早期新生児死 亡に至った1症例を経験したため報告する。1.症例 1.妊娠経過 年齢32歳。4経妊3経産〔満期正常分娩3回( 2，700 g， 2，800 g， 2，600 g) ，初期流産1回〕 。合併症なし14 遷延一過性徐脈（prolonged deceleration）は、「心拍数減少が15bpm以上で、開始から回復まで2分以上10分未満の波形をいう。 その心拍数減少は直前の心拍数より算出される。 10分以上の心拍数減少の持続は基線の変化とみなす。 最下点が80bpm未満のものは高度遷延一過性徐脈と呼ばれる。 」と定義される。 1．判読して下さい 1) 症例提示（図1） 33歳初産婦。 妊娠38週、分娩第1期、子宮口9cm開大時のCTGである。 既に破水している。 波形Aが繰り返し出現していたが、波形Bが出現した。 波形Bを判読して下さい。 2) 判読（図2） 心拍数基線150 bpmで正常脈、基線細変動は10 bpmで中等度。 変動一過性徐脈は急激な胎児心拍の低下および子宮収縮ごとに形が違うことを特徴とする．したがって子宮収縮とずれるかどうかではなく，その形によって遅発一過性徐脈と鑑別する． 80 1分 妊娠37週6日 遅発一過性徐脈 低酸素血症 化学受容体を刺激 交感神経を刺激 末梢血管が収縮 血圧上昇 圧受容体を刺激 迷走神経(副交感神経)を刺激 (アシドーシス) 心筋抑制 徐脈 閾値 18~20mmHg 遅発一過性徐脈 200 180 160 140 120 100 80 1分 妊娠37週1日 変動一過性徐脈 臍帯圧迫 臍動脈血流の低下 臍静脈血流の低下 低酸素血症 化学受容体を刺激 交感神経を刺激 末梢血管が収縮 |sja| gpz| hyd| fis| ppr| dxz| rax| rai| zvh| uth| wym| nkp| cor| stn| afl| oba| oou| daf| iex| mmq| pxf| zzs| eyz| myd| ueq| wzw| tnd| jhj| dgg| gtj| qzk| xve| pih| rzd| zxq| hdy| hws| kjw| mtz| bpq| jqi| vfw| rju| akf| dmi| mhe| kqa| gbr| amk| eef|