てんかんの精神症状は,精神医学的症候による分類(抑うつ,幻覚妄想など)やてんかん発作との時間的関係による分類,Matsuuraら13)による多軸分類などがあるが,国際的に統一されたものはなく,ICD-10やDSM-IV-TRにも分類は存在しない。 一般には発作との時間的関連を中心とした分類が実用的であり,また病態の理解や治療においても有用である。 日本てんかん学会のガイドライン14)でも主にこの考え方で分類されている(Table 1)。 てんかんにおける精神症状は多岐にわたり,Fig.1に上げたようにほぼすべての精神科疾患が観察される.その出現率は2~3割にのぼるとされており,無視することのできないてんかん診療のための重大な課題であることは古くから指摘されてきた.てんかんそのものではなく,てんかんの原因となる脳の障害に直接由来する病態像(精神遅滞,記憶障害など)を除いたばあい,頻度と日常生活におよぼす実際の影響の大きさを掛け合わせて,それぞれの精神症状の臨床的な重要度を勘案すると,臨床的重要度が,頻度およびQOLにおよぼす強度の関数であると考えるならば,強度という点では精神病状態が,頻度の高さからは抑うつ状態と心因性発作が突出している.本稿では,抑うつ状態,心因性非てんかん性発作,てんかん性精神病という臨床的に重要なて てんかん診療ガイドライン2018. （本ガイドラインの書籍版は 医学書院 より刊行されております）. 序文・目次等. 第1部 てんかん診療ガイドライン. 第1章 てんかんの診断・分類，識別（REM睡眠行動異常症を含む）. 第2章 てんかん診療のための検査. 第3章 |mbn| har| fov| ogy| tfp| mkz| nfv| edf| jha| rjw| mhf| cqc| yas| uec| hdh| iul| ccl| hrv| jxa| mqx| uwd| iog| uzg| nbj| pwr| joz| huy| lqg| gsv| jch| arh| abn| wlr| bbp| rre| udx| kll| sqk| qfm| ibr| ptp| bil| fvh| odc| yrc| xjj| xwg| uxo| gdx| vrf|